ポストペイ型のQUICPayやiD、QRコード決済のLINEpayやPay Payなど、多くの電子マネーが普及し始めています。
日本は諸外国に比べてキャッシュレス化が遅れていることで有名ですが、
東京オリンピックを迎える2020年までに急速なキャッシュレス社会を迎えると言われています。
電子マネー…現金じゃないとなんだか不安なんだけど
キャッシュレスについて詳しく知りたい!
このような不安や悩みを解決するために、この記事ではキャッシュレスや電子マネーのメリット・デメリット、これからのクレジットカードの使い方を簡潔に、かつ網羅的に説明していきますね(`・ω・´)
なぜキャッシュレスなのか
政府が日本のキャッシュレス化を促進するために、クレジットカード会社へ小売店への手数料引き下げを要請しています。
なぜ、そこまでしてキャッシュレス化なのか。
その代表的な理由は、以下の通り。
- 現金資産を電子決済にすることでお金の流動を把握できる→脱税防止
- 消費の傾向等をビックデータ化することで市場に還元できる
- キャッシュレス化で訪日外国人への支払手段を提供する
- 高額紙幣の廃止→ダークマネーを阻止する
- 紙幣・貨幣の製造、流通コストを減らす
お金を流通させるためにお金を使う額はバカになりません。
紙幣は日本銀行が製造・流通を担っていますが、その製造や流通コストは約517億円 / 年になっています。
”ECO”な電子マネー
キャッシュレスを促進するための起爆剤が、電子マネーです。
キャッシュレス化が進まない1つの原因として、モノ・サービスを提供する側が電子マネーやクレジットカードを導入したがらないという理由があります。
それは
- 電子マネー・クレジットカードで決済すると手数料を取られる
- 電子マネーやクレジットカードを扱うハード部分を導入する必要がある
から。
例えばVISAの加盟店になって3,000円分のサービスをクレジット決済で受けた場合、その内の数%をVISAへ支払う必要があります。
またクレジットカードを読み取るような機器を導入するコストもかかります。
しかし最近、このようなデメリットを無くす動きが加速してきました。
例としてLINE Payを取り上げると
- QUICPayとの連携により、非接触型決済を搭載
- 2018年8月1日より3年間、QRコード決済を初期費用ゼロ、手数料もゼロで利用可能に
これらの取り組みを発表しています。
QRコード決済は、店舗の情報をQRコードで発行すればいいのでクレジットカード読み取り機のようなコストはかからないですしね(`・ω・´)
電子マネーのデメリット
第一に、電子マネーの数が多すぎます。
我が社の電子マネーを発行したい!
企業の気持ちは理解できますが、あれもこれもと〇〇payとしていたら、利用側としてもわけがわからなくなります。
ただ最近では、3大メガバンクが
三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行の3メガバンクが連携し、QRコードをスマートフォンで読み取って支払う決済に参入する方向で検討している
このような動きをみせています。
電子マネーの市場拡大がはやく落ち着けば、使いやすくなるんでしょうけどね。
使いやすい = 悪用されやすい
電子マネーはクレジットカードよりも、その使い勝手のよさから利用者が増えています。
使いやすいということは、それを悪用することを考える人もいるということ。
電子マネーはカード型とスマホ搭載型に分けられますが、
- 紛失
- 第三者の利用
- 盗難
にあった際の補償まで、詳しく調べておくべきです。
電子マネーカードを発行した際にあなたの名前や住所・携帯番号などの所有者情報を登録してある場合、補償対象となる場合が多いです。
LINE payなどのアプリ型電子マネーでも、保障の規定はありますよ(`・ω・´)
電子マネーのメリット
スマート!
電子マネーのメリットをひとことでいうならばスマートです。
- 小銭がいらない
- 手が汚れない
- 財布がいらない
- スマホだけで生活できる
- ポイントが貯まる(クレジットカードと併用で二重に貯まる)
これらに加えて、近未来的には海外でも使える電子マネーがどんどん普及します。
海外旅行に行ったときの煩わしい現地通貨の両替・引き出しが不要になれば、もっとストレスフリーな世の中になります。
キャッシュレスの中核を担うクレジットカード
現在は直接モノやサービスを購入することができるクレジットカードですが、電子マネーを支える基盤となりつつあります。
電子マネーの引き落とし先にクレジットカードや銀行口座を選択することができますが、
クレジットカードにすると
- 電子マネーのポイント
- クレジットカードのポイント
どちらも貯めることができるため、クレジットカードを利用する方が賢いです。
またクレジットカードは仮にあなたが請求額を支払えなくても、クレジット会社が支払いを一旦立て替えてくれるため、電子マネーを扱う企業側としても扱いやすい信用の担保となっています。
まとめ
以上、キャッシュレス社会とはどんなものか、
そして電子マネーのメリット・デメリットとこれからのクレジットカードについて紹介してきました。
キャッシュレス化を進めるに当たって、無視できないのが日本の高齢化です。
”現金主義”の年齢層をどのようにキャッシュレス化へ巻き込んでいくのか。
スマホで電子マネーは便利ですが、高齢者はスマホを使わないですしね。
ぼく個人としては、カード型の電子マネー決済がしばらくは流通すると思っています。
スマホのように画面だけでなく、目に見えるカードは”モノ”化されているので、抵抗が少ないでしょうから。