こんにちは、おしま狩人です。
最近は狩猟ブームに火がついている影響もあり、若い女性や学生層にも猟師を始めてみようと思う人が増えています。
だけど狩猟はなにかとお金が必要。
ここでふと気になるのが
狩猟って儲かるんだろうか、うまくやれば稼げる?
という部分ではないでしょうか。
投資したお金を回収できるのか、趣味のようにお金を消費していくだけなのか、それとも一攫千金が可能だったり…?
結論からいいますが、
やり方によっては、狩猟は稼げます。
どの業界でもやり方次第ですが、とくに狩猟ビジネスは新興市場です。
まだまだ未開拓の市場があり、かつ猟をするという特殊な行為から参入障壁が高いため、手をつける人が少ないです。
この記事では猟師という仕事が、どのような収入源を得られるのかを7つにわけて紹介していきますね。
収入を得る方法7つ
- 皮や骨を加工して販売する
- 有害鳥獣駆除
- ウェブサイトやyoutubeで情報発信する
- 組織に属する・サラリーマンとして働く
- ジビエ肉を販売する
- ワークショップ・講演を開く
- ジビエで起業する
上から順に、
誰でも簡単にできる→経験や時間、熱意が必要
の並びで紹介しています。
革や骨を加工して販売
仕留めたシカやイノシシの革・骨を加工してネット販売する手法です。
よく売れ、かつ高値がつくのがシカのスカル(頭の骨)ではないでしょうか。
オス鹿の立派な角がついた骨を欲しがる人は多いです。
シカの立派なスカルで高いものになると、5万~で市場に出回っています。
また工夫と手間次第で、
- リビングライトのフレーム
- 皮製品(財布や手袋、キーケースなど)
- キーホルダー
などをジビエの骨や革で製作し、販売することができます。
ジビエの骨格標本をつくるのもありですね。
有害鳥獣駆除
農業や林業に被害をおよぼす鳥獣を、有害鳥獣と呼びます。
おもに
- シカ
- イノシシ
- カラス
- ニホンザル
- ヌートリア
などが指定されていますが、地域によって指定される有害鳥獣は異なります。
そしてこの有害鳥獣は捕獲や駆除を行うことで、行政からお金をもらうことができます。
資金の出どころは【農林水産省+地方行政】になっており、自治体にもよりますが、シカやイノシシ一頭あたり約7,000円台~で報奨金を得られます。
被害が深刻な地域ほど駆除費用が高い傾向があり、一頭3万円~という案件をみかけたことも。
ワークショップや講演をひらく
ジビエ系のワークショップや講演は需要があります。
例えばの話ですが、
ワークショップで一人あたり3,000円を集めれば、15人規模で開くと単純な売り上げは45,000円になります。
ウェブ上で情報発信する
猟師ブログや猟師ユーチューバーとして情報発信をし、その広告費や商品リンクから収益を得る方法です。
狩猟人口が少ないためマーケットはさほど大きいとはいえませんが、狩猟に興味がある人は年々増えています。
猟師ユーチューバーはなかなかハードルが高いかもしれませんが、強いハートをお持ちなら、挑戦してみるのもいいかもしれません。
ぼくもそろそろ参戦予定…
狩猟関係の組織に属する
猟師を専業とする方法です。
おもに獣肉の解体処理施設で働ける人を募集していますが、猪鹿庁や最近話題の猟協はスタッフを定期的に募集しているようです。
また地域おこし協力隊という3年間の任期付きで基本的な報酬をもらいながら、ジビエの活用や商品化を手がける道もあります。
ちなみにぼくはこの制度を使用しています。
自治体や雇用方法にも左右されますが、基本給とは別で、年間最大200万円の活動費を使うことができるのが魅力的です。
銃や狩猟関係の費用も、自治体によっては活動費として使えます。
あなたも「地域おこし協力隊」として活躍してみませんか?
上記のサイトで無料会員登録しておくと、気になる情報を取りこぼすことなく知ることができますよ。
ジビエ肉を販売する
あなたが獲ったジビエを食肉として販売する方法です。
ただしジビエを売るには、保健所の”食肉処理業”という許可がおりた施設が必要。
水回りや解体室、出荷室など細かな決まり事があり、施設を準備するには最低100万円程度の資金を確保しておく必要があります。
ハードルが高そうですが解体技術に自信のある方は、上手に運営すると施設のコストはすぐにペイできると思います。
ジビエ肉はkgあたりの単価が高く、かつ高級フレンチなどと個人契約を結べたら大きな収益をあげることができますよ。
ジビエ・ドリームじゃな…
ジビエで起業する
これまで紹介した内容のまとめになりますが、ジビエで起業するという道です。
- コンサルタント
- 食肉販売
- 有害鳥獣駆除事業
- 加工品販売
など、ジビエには多くの利活用・チャンスが眠っています。
ぼくの知り合いにはジビエ一本で食っている人がおり、年収は700~800万円くらいといっていました。
いいですね、ジビエドリーム。
まとめ
猟師に興味はあるけど、はたしてビジネスとして成り立つんだろうか、少しでもお金を稼ぐことは可能なのか。
という疑問について、7つの解答を紹介しました。
日本の食文化は多様で、かつ現在は政府主導でジビエの利活用を促進しています。
波に乗るならいま!
だとぼくは思っています。
週末猟師でも加工品の販売からサイトで情報発信をするなどで、猟にかかる費用をまかなうことは可能だと思いますよ。
enjoy, your hunter life!
おしま狩人でした。