【初心者必見】猟師になるためには、狩猟免許と時間・お金が必要な話

狩猟

こんにちは、猟師のおしま狩人です。

 

最近はジビエ料理が流行ったり、田舎暮らしへのあこがれから狩猟に興味をもつ人がとても増えているように思います。

 

  • 自然の中で遊びたい
  • ジビエ料理を食べるのが好き
  • 銃を所持してハンティングしてみたい

 

きっかけはさまざまだと思いますが、この記事では猟師になるための資格やお金について解説していきますね(‘ω’)ノ

 

結論から話しますが、猟師になるにはある程度の

  • 時間
  • お金

が必要になってきます。

簡単に狩猟免許を取れるようだと逆に心配な部分も増えるので、若干ややこしい仕組みにした方がいいのかもしれませんけどね。

猟師になるには、時間とお金がかかる

 

狩猟免許を取るには、ちょっとした書類手続きとお金がかかりますよ。

平日に時間をとる必要がある

猟師になるための資格や手続きは、行政や警察が動いている平日に行う必要がでてきます。

 

狩猟免許の申請は郵送で対応してくれますが、住民票の取得や病院で診断書を作成するなど、あなたの足で取りに行かなければならない書類があります。

お金も少し必要です

 

猟の種類にもよりますが、狩猟をする際に支払いが必要なリストとして

 

  • 狩猟免許取得費
  • 狩猟をするための道具購入費
  • 銃の購入費(必要な場合)
  • ガソリン代や狩猟税などのランニングコスト

これらがあげられます。

 

猟のスタイルやあなたの住んでいる場所によって価格は変動するので、

300,000円必要!

と具体的にまとめることはできませんが、猟師になるためにはある程度のお金と、時間が必要になってきますよ(`・ω・´)

 

猟師になるための必要な資格って?

狩猟免許を持っていれば、猟師であるといえるでしょう。

ただ、免許を持っているだけでは最近増加中の”ペーパーハンター”になってしまいます。

 

合法で狩猟をするためには

  • 狩猟者登録
  • 銃の所持許可(必要に応じて)
  • 山や鳥獣の知識・習性を学ぶ
  • 解体技術の習得

 

これらを申請したり習得することで、一人前の猟師になっていきます。

狩猟免許の種類は4つ

  • 第一種銃猟免許(散弾銃・空気銃)
  • 第二種銃猟免許(空気銃のみ)
  • わな猟免許
  • 網猟免許

狩猟免許にはこれら4つの種類があります。

散弾銃と空気銃

第一種の免許を持つと、散弾銃と空気銃どちらも扱えるようになっとるよ。

 

車の免許を取得したら、原付の免許もついてくるのと同じ感覚?

ま、そういうことじゃな。

 

第二種銃猟は空気銃(エアライフル)のみの取り扱いにあり、第一種銃猟は散弾銃・空気銃・ライフルをまとめて取り扱うことができます。

使用用途にもよりますが、最近はシカ・イノシシの止めさしをすることも可能になったエアライフルを所持する人が増えています。

 

5年10年と狩猟を続けていると、手元の銃がどんどん増えていくとか、いかないとか…。

わな猟

ひとりで30こまで、猟場に仕掛けることができますよ!

くくり罠やはこ罠を獣の通り道や餌場に設置し、捕獲する方法です。

くくり罠は運搬・設置が比較的かんたんですが、罠自体に強力なばねを使用するため怪我をするリスクが高いです。

 

設置する際は、皮手袋の使用や安全管理などを徹底するようにしてくださいね。

網猟

たくさんの狩猟対象鳥類をごそっと獲れます!

もっともマイナーな狩猟免許になり、うさぎや鴨、スズメなどを捕獲する際に使用します。

捕獲方法には大きく

  • むそう網
  • はり網
  • つき網
  • なげ網

があり、カブトムシやセミを捕まえるような方法で鳥類を捕獲する”つき網”は、個人的に一度やってみたいなーと思っています。

狩猟者登録や銃の所持許可って?

この記事では簡単に説明しますが、

わな猟をする場合

  1. わな猟免許の取得
  2. 狩猟者登録

これらをパスすることで、狩猟をすることができます。

 

銃器を扱う場合は、

  1. 第1種 or 第2種銃猟免許の取得
  2. 銃の所持許可証取得
  3. 狩猟者登録

以上のステップを踏む必要があります。

 

銃の所持許可証を取得するためにはやや難しめの試験を突破したり、たくさんの手続きをおこなう必要があります。

 

手元に銃が届くまでには最低2ヶ月はかかると見込んでおいてくださいね。

 

ぼくは最初の試験を突破して、なんだかんだ11ヶ月かかりました。

合法で銃を持つためには、それなりの時間がかかるんじゃよ。

年中狩猟ができる資格もある

有害鳥獣駆除員という資格で、1年間指定された有害鳥獣を獲ることが可能です。

主にシカやイノシシが対象の鳥獣として指定されていますが、地域によってはヌートリアやカワウ、サルなども指定鳥獣とされています。

 

有害鳥獣駆除員になるには、あなたが住んでいる猟友会や狩猟団体、行政の担当者にきいてみるといいですよ(`・ω・´)

許可がおりると、1頭や1匹当たりにつき、いくらか手当をもらうことができます。

獲りすぎはよくないけど、増えすぎるのも問題なんじゃ。

まとめ

猟師になるためには、それなりの時間とお金がかかることをお伝えしました。

ぼくが猟師になりたい!と思い立ってから、手元に狩猟免許が届くまで約半年。

それからエアライフルが届くまで、約1年。

狩猟免許を取得する段階で、

やっぱり自分には動物を殺すなんて…

銃を持つって危ないんだろうな…

 

と思うタイミングがくるかもしれませんが、自分の手で獲ってきた獲物を食べるのは、誰にでもできることではないですよ。

 

そして最近は猟師の高齢化が進み、若手猟師が足りないと危惧されています。

狩猟免許をとってみて、あなたの人生の選択を少し、広げてみては?

おしま狩人でした。