こんにちは、おしま狩人です。
シカやイノシシの捕獲頭数が伸びている中、昔から地味に人気なのがカモ猟です。
その方法は多岐にわたり、最近は車やバイクを流しながら行う”流し猟”がポピュラー。
正確には、流しをしつつ、”忍び猟”をする。といったほうが正しいのかもしれません。
狩猟をする前は、カモの行動に興味なんてなかったのですが、
いざ獲ろうとしたときに、その猟の難しさにカモの分析や勉強が必要だと痛感しました。
カモはハイスペック
いままでカモといったら
- 池でぷかぷか浮いてて
- たまに餌を求めて水面下に顔沈めて
- 寒かったら首縮めて
- グワァッ!って鳴きながら飛んだりする
といった具合の、ゆるい生き物だと思ってました。
なので猟をしてもすぐにたくさん獲れるだろうと。
しかし実際には
- 弱い紫外線を視認できる(人には見れない)
- 色の判別が人よりも優れている(とくに赤色)
- 視紅(しこう)と呼ばれる感光物質をもち、暗所に適応できる
- 300度程度の視界をもつ(人は120度)
- 20度の範囲でピントが合う(人は2,3度)
- 聴力の感度・範囲に優れている
- 鳴き声でコミュニケーションをとれる
- 飛ぶ速度は70km/hにも到達する
こんなスペックを持ってます。
そもそもカモ類は夜行性なので、昼間の公園や川でゆっくりしているように見えるのは休憩がてら、たまに食事をしていただけなんです。
カモ、、まじすげぇ。
カモの危険回避行動を知る
ハイスペックな能力を持つカモですが、危険を察知したときに起こすアクションは、その個体や種によってわかれます。
そもそもめちゃくちゃ目が良くて、耳もいいカモに気取られずに近づくのは、カモが降り立つ前からカモフラージュした服装や目隠しの中で待っておくほかないかと思います。
なにか怪しい?ときにとる行動
流し猟では、
ん…なんかきた?
までの警戒レベルまでに引きとどめることが大事。
なにか怪しいけど、
敵ではない気もするし…
といった状態です。
猟がさかんに行われている地区は、警戒心が強くなってかなり遠くからでも飛んでいったりしますけどね。
泳ぎだす
もっとも多い行動。
怪しい…あいつは敵?あんな遠くでなにしてる?
と、警戒しスーッと泳ぎはじめます。
この段階でどれだけ警戒心を解き、ストップさせることができるか。
カモのデコイや、カモ笛をつかって警戒心を解くという方法もあるようです。
潜る
水中に潜ることが可能なカモは、潜ります。
スコープを覗いてレティクル内にカモを捕らえても…
まったく別の場所から顔をだします”(-“”-)”
隠れる
カモは茂みに隠れるのが好きです。
なにか怪しい…?
とおもったとき、茂みや木の陰に隠れることがあります。
地上にあがって様子をみることも。
やばい!ときにとる行動
グワァッ!グワァッ!
っていいながら飛んでいきます。
エアライフルで撃ち落とすのは相当な腕が必要?
飛んでいくカモをエアライフルで撃てる人っているんですかね。
半矢になったらかわいそうなので、ぼくは撃ちませんが…。
散弾銃の場合、飛んでいく軌道線に標準を合わせて撃ち落とすことが可能です。
空気銃+散弾銃のペアは強いだろうなぁ。
まとめ
カモの飛びぬけた視力や、遠くまで聞こえる聴力をあざむくには、かなりの経験値が必要かと思います。
かつ、猟期の銃が撃てるような池に潜んでいるカモは、警戒心の強い個体がほとんどですからね。
そしてカモの生態について調べましたが、あまり情報がありません。
確実なのは本や師匠から情報を得ることでしょう。
本書ではカモの生態を詳しく紹介。
冬にカモは結婚相手を見つけるのですが、そのための求愛行動のいろいろ、浮き袋のないカモがなぜ水に浮くことができるのか、鷹に襲われパニックになるカモ、マガモのエクリプスが繁殖羽になるまでを2カ月かけて定点撮影した写真など他にもたくさんのカモの生活を知ることができます
参考:amazonの商品説明より
ぼく自身まだまだ駆け出しのハンターなので、カモを確実にクリーンキルできるような技術を身につけれるよう精進します(`・ω・´)
おしま狩人でした。