こんにちは、おしま狩人です。
銃を使用して猟をするためには、銃の所持許可証と銃猟免許(ハンターライセンス)が必要です。
銃の種類を大きくわけると、
- 空気圧で弾を発射するエアライフル
- 火薬を使って弾を発射する装薬銃(散弾銃やハーフライフル、ライフル銃)
これら2種類があります。
今回は装薬銃の銃を所持するために必要な4つの過程を紹介していきますね。
猟銃を所持するために必要な4つのステップとは
猟銃を合法的に所持し使用するためには、
- 猟銃等初心者講習会に合格し
- 射撃教習に合格
- 所持許可証を受け取って
- 銃の受け取りと確認印をもらう
これら4つのステップを踏む必要があります。
それぞれを紹介しますね(`・ω・´)
猟銃等初心者講習会に合格する
まずは警察署で行われる猟銃等初心者講習会に合格しなければなりません。
午前中~昼過ぎまで講義、おやつ時から試験があり、試験に合格したら初心者講習修了証明書を発行してもらえます(`・ω・´)
- 平日に行われる
- 丸1日を使って講習・試験が行われる
- 試験にある程度の対策が必要
- 6,800円のお金がかかる
- 講習会は頻繁に行われない(月1程度)
ことから、1発で合格するのが理想。
ぼくが試験を受けたときには、
3回目でやっと合格した…
という方もいたので、時間やお金を無駄にしないためにも対策はしっかりとしておきたいところ。
ちなみにぼくは、しっかり1発で合格しました。
猟銃等初心者講習会の受講申し込み
銃猟等初心者講習会を受講するためには、あなたが住んでいる地域を管轄している警察署にいき、申し込みの手続きをする必要があります。
必要な費用は、約7,000~8,000円。
銃を所持したいという旨を担当の方に伝えると、最初は怪訝な対応をされることが多いです。
そりゃまぁ、銃刀法という法律があり、原則銃や刃渡りが大きな刃物の所持は禁止されている国なので当たり前なんですけどね。
- なぜ所持する必要があるのか
この点について明確に説明する必要があります(`・ω・´)
今後もお世話になっていく担当の方なのでしっかりと身なりを整え、綺麗な格好でいくと印象がいいかと思います。
射撃教習に合格する
射撃教習とは、教習射撃指導員が射撃場で銃を扱うための指導や、テストを行うことを指します。
一定の成績をおさめた人に教習修了証明書が交付され、所持許可証を取得するためのステップを1つクリアすることになります(`・ω・´)
射撃教習をうけるための流れは、以下の通りです。
- 警察署から教習資格認定証をうけとる
- 警察署から猟銃用火薬類等譲渡受許可申証をうけとる
- 銃砲店などに譲受許可証等を提示し、猟銃用火薬類等譲受をうけとる
- 射撃教習を受講する
これらの申請や手続きを進めていく必要があります。
教習資格認定証に必要な書類やお金
都道府県によって少し異なりますが、射撃教習を受けるためには平均3.5万~4万円の費用がかかります。
教習資格認定証の申請に必要な書類は、以下の通り(`・ω・´)
- 医師の診断書
- 市区町村長発行の身分証明書(破産などをしていないこと)
- 住民票の写し(本籍地記載)
- 写真2枚
- 初心者講習修了証明書(発行から3年以内のもの)
- 経歴書
- 狩猟免許など(銃を所持する理由づけ)
その他に猟銃用火薬類等譲渡受許可申請をしたり、猟銃用火薬類等譲受をするのが必要になってきますが、教習資格認定証を受けとる際に担当警察の方に諸々を教えてもらえるはずです(`・ω・´)
射撃教習の内容
無事書類などがそろったら、いよいよ射撃教習。
- 猟銃の操作など
- 猟銃の射撃(試験)
これら2つの内容で、射撃教習が行われます。
猟銃の操作など
- 小銃の保持その他猟銃の基本的な取り扱い
- 猟銃の点検
- 実包の装填および抜き出しその他実包の取り扱い
- 射撃の姿勢および動作
これらの内容を教習指導員から指導されます。
猟銃の射撃
大事なのは射撃。
求められるのは、本番射撃で25発中2発をクレーに命中させること。
この試験をクリアしたら、教習修了証明書をもらうことができます。
都道府県によって本番射撃までに25発×2回か、25発×3回かを練習で射撃することができます。
このクレー射撃試験…。
けっこう難しいらしい。
ぼくはまだエアライフルしか持ってないので、試験のレビューはしばしお待ちください。
所持許可証の申請をし、受けとる
無事教習射撃に合格し、教習修了証明書を受け取ったら次は所持許可証の申請です。
所持許可証の申請には
- 猟銃等初心者講習の修了証写し
- 教習修了証明書
- 譲渡等承諾書(銃砲店などから発行)
- 狩猟免許など(銃を所持する理由づけ)
- 住民票
- 市区町村長発行の身分証明書(破産などをしていないこと)
- 医師の診断書
- 同居親族書
- 確認書
- 身辺調査リスト
- 経歴書
- 申請人の写真(2枚)
- 第1種(第2種)狩猟免状の写し
- ガンロッカー(銃砲店などに管理委託の場合は必要なし)
これらの準備や手続きが必要になってきます。
正直、大変です。
とくにアパート暮らしなどの場合、身辺調査リストに近所の人を追加するのに苦労します。
普段から近所の方とお付き合いしておくか(都会ではほぼ皆無)、菓子折りをもって挨拶にいきましょう(`・ω・´)
銃を受けとり、管理する
所持許可証が無事発行されたら、銃砲店にもっていき猟銃を受け取ります。
その後14日以内に所持許可を受けた警察署に猟銃をもっていき、所持許可証に確認印をもらう必要があります。
確認印をもらって、やっと猟銃を合法的に撃てるようになります(`・ω・´)
まとめ
以上、猟銃を所持するための必要なステップを4つ紹介しました。
猟銃を使えるようになるまでには時間やお金がかかり、周囲の協力も必要なので正直かなり大変です。
銃を所持しようと決めて行動しても、最速で4ヵ月程度の日数がかかります。
ぼくは紆余曲折あり、猟銃等初心者講習会に合格してから手元に銃がくるまで1年ほどかかりました。
焦らず、確実に手続きや対策をすることが大事です(`・ω・´)
おしま狩人でした。