こんにちは、おしま狩人です。
狩猟免許をとったけど、実際に猟へ出たことがない。
という、”ペーパーハンター”が増えています。
その理由のひとつとして、
『生き物を殺すことに抵抗がある』という人が多いのだと思っています。
- 猟師に興味はあるけど…ちゃんと殺せる自信がない
- なぜ猟師は、平気で生き物を殺せるの?
- ハンターとか、サイコパス…
このような疑問や先入観(?)をもっているあなたに、なにかしらの答えを示せたらと思い、この記事を書きました。
結論からいえば、
いろんな人間がいるよ
ということ。
少し話がずれるかもしれませんが、
世の中には昆虫を好んで食べる人、異性ではなく同性に惹かれる人、こどもがどうしても苦手な人など、いろんな人間がいます。
そう成ってしまったものはしょうがないし、あなたも他の誰かに”ズレた”人間と思われているかもしれません。
狩猟者がどのような気持ちで生き物と向き合っているのか、紹介していきますね。
ぼくが出会ってきたハンターの狩猟に対する意見やモチベーション
まだまだ駆け出しの新米ハンターですが、いままで会ってきたハンターの意見やモチベーションをならべてみます。
- 血がみたいから
- アドレナリンがでるから
- 狩猟は人間の自然な行為
- 他人に自慢したいから
- 食べると美味しいから
まぁ、、いろんな人がいます。
ぼくが生き物を殺すときに思うこと
御免!
のひとことです。
捕まってしまったのなら、仕方ない
すまんが命頂戴する
といった感じ。
変に躊躇しても生き物に申し訳ないですしね。
それでも最初はビビった
最初から冷静に殺せる人っているんですかね。
ぼくは猟師になり立ての頃、止めさしという行為にビビりまくりでした。
- 死が目前にあるシカやイノシシは死にもの狂い
- 命を奪うことへの躊躇
これらの理由から、狩猟ってガチなんだなと思っていました。
もし目の前に、
”どうぞうまい肉を提供しますので、殺してください”
といったようなイノシシやシカがいればまた話は別ですが、そんなわけないですよね。
なんとか生き伸びたい、目の前にいる自分を殺そうとしているやつを吹っ飛ばしたい。
このような感情をむき出しにして暴れます。
遠方からのライフルやスラッグ弾によるヘッドショットなら別なんでしょうが、ぼくはわなにかかった大型鳥獣しか立ち会ったことがないので。
平気で殺しているようにみえるだけ、かもしれない
なんだか、猟師は平気で生き物を殺しているような紹介になっていますが、いろんな葛藤がありつつ、狩猟をしている人もいるかと。
狩猟という行為に慣れる部分と、慣れきれない部分。
魚とは違って、シカやイノシシは鳴きますからね。
止めさしを刺す直前に、”ピェアアアア!!”とか”フゴァアア!”という叫びを聞くと、思うところはいろいろあります。
苦しめたくない、気づかれたくないなら
どうしても苦しめたくない、気づかれないうちに殺したいなら、遠方からの狙撃をするという手もあります。
さきほども紹介しましたが、ライフルやスラッグ弾と呼ばれる特殊な銃弾を使用することで、
シカやイノシシが痛みを感じないうちに殺すことが可能です。
また銃で仕留めたジビエはストレスがかからないので肉質がよく、美味しい肉をたべることができます。
ライフルは散弾銃を10年以上所持する必要があるので、現実的なのはスラッグ弾による狙撃でしょうか。
その際は”忍び猟”といわれる、山の奥に入っていく猟のスタイルになるので、ある程度の体力は必要になってきます(`・ω・´)
まとめ
生き物を殺す行為について記事を書いてみましたが、なにかの参考になれば幸いです。
殺す行為については、他のだれかではなく、あなたがどう思うかが大事だと思います。
猟をしていても、
そのやり方って、どうなん…?
とほかのハンターに思うこともあります。
まぁ、いろんな人間がいますからね。
すこしシリアスな話題をお届けした、おしま狩人でした。