【美容や健康に○】シカ肉が身体にいい理由7つを現役ハンターが説明する

シカ料理

こんにちは、おしま狩人です。

 

数あるジビエ肉の中でも、最近は若い女性層を中心にシカ肉が人気です。

 

高たんぱくで低脂肪なので無理せずダイエットをすることができ、鉄分やアミノ酸をはじめとした各種栄養素がとても多く含まれています。

 

食味は上品で旨味があり、馬肉に似たような味わいをもっています(`・ω・´)

 

この記事ではシカ肉を食べることで得られるメリットを

  • 高タンパク
  • 低脂肪
  • 低カロリー
  • ミネラルが豊富
  • ビタミンBが豊富
  • アミノ酸が豊富
  • DHAが含まれる

これらにわけて紹介していきますね(`・ω・´)

シカ肉の栄養素を他の肉と比較

シカ肉の栄養素が優れている理由を、まずはざっくりと表にまとめました。

 

食べる部位によって栄養素に多少のバラつきはありますが、鹿肉の栄養素がほかの肉よりもいいバランスを保っていることがわかります(`・ω・´)

品目シカ肉牛肉豚肉イノシシ肉
カロリー(kcal)147317253268
タンパク質(g)22.617.117.118.8
脂質(g)5.225.819.219.8
鉄(mg)3.42.00.62.5
ビタミンB1(g)0.210.070.630.24
ビタミンB6(g)0.550.350.280.35
ビタミンB12(g)1.31.40.51.7

栄養成分の比較(100g当たり)

シカ肉…赤肉・生 / 和牛肉…サーロイン・赤肉・生 / 豚肉…肩ロース・脂身つき・生 / イノシシ肉…肉・脂身つき・生

参考:農林水産省

高タンパク・低脂肪・低カロリー

高タンパク=低脂肪=低カロリーをサクッとまとめます(`・ω・´)

高タンパク

鹿肉は余分な脂質が少ない分、タンパク質が豊富に含まれています

 

高タンパク・低脂質でおなじみの”鶏のささみ”と同じ基準の数値を、シカ肉はもっています。

低脂肪

実際にシカを解体するとわかりますが、シカ肉にはほとんど脂肪がついていません。

 

シカ肉の脂質は赤身牛肉の約1/5で、とてもヘルシーに食べることができます(`・ω・´)

低カロリー

シカ肉は低カロリー。

 

牛肉や豚肉と比べるとカロリーは約3分の1となり、余分な摂取をおさえることができます。

ミネラル豊富

 

ミネラルとは人間が生きていく上で必須となる栄養素のこと

 

栄養素としての無機質。

カルシウム・ナトリウム・カリウム・マグネシウム・燐(りん)・硫黄・鉄などの無機塩類。

ごく少量で生理機能に重要な作用をする。

出典:コトバンク

 

シカ肉には、鉄(ヘム鉄)・亜鉛をはじめとした多くのミネラルが含まれています

 

ヘム鉄と吸収率について

現代人に不足しているといわれる鉄分ですが、鉄分には大きく分けて

  • ヘム鉄…動物性食品に多い
  • 非ヘム鉄…植物性食品に多い

これら2つがあります。

 

ここでは簡単にまとめますが、非ヘム鉄を摂取しても体内で吸収される量は2〜5%、ヘム鉄の吸収率は15~25%と大きな差があります。

 

ヘム鉄が多く含まれている食品には鶏のレバーなどがありますが、シカ肉でもたくさんのヘム鉄を摂取することができますよ(`・ω・´)

鉄分が不足すると貧血を元とする多くの体調不良を生み出します。
酸素欠乏のため怒りやすくなる、1日中眠い、生理不順になりやすくなるなど…。

ビタミンB群が豊富

鹿肉にはビタミンがバランスよく含まれていますが、とくにビタミンB群が豊富です。

 

シカ肉に多く含まれるのはビタミンB2、B6、B12で以下のような役割を担ってくれます。

  • ビタミンB2…発育促進、細胞の再生
  • ビタミンB6…免疫機能の向上
  • ビタミンB12…ヘモグロビン生成を助ける

 

アミノ酸が豊富

シカ肉には、さまざまなアミノ酸が豊富に含まれています。

 

中でもアセチルカルニチンが大きく注目されており、脳機能向上や疲労・ストレスを軽減する効果があると報告されています。

 

その含有量は牛の2倍

 

これからの健康食やアスリート食として期待されている部分でもあります。

地域によって異なるアミノ酸

カルニチンとは別に、シカ肉にはカルノシンやアンセリンと呼ばれるアミノ酸に加え、タウリンも含まれています

 

 

ぼくが以前受けた講習で興味深かったのが、地域によってシカから検出されたアミノ酸含有量に大きな差があったということ。

 

四国周辺のシカはタウリン含有量が非常に多く、九州南部のシカはカルノシンやアンセリンがとても多く含まれているんです。

 

季節性によって食べ物が変わることから栄養素が変わるのはわかりますが、地域によっても含有量が変わるって、ジビエは面白いです。

 

イミダゾールジペプチド(カルノシン、アンセリン)は、肉体や精神の疲労回復、睡眠の質を改善するなど近年注目されているアミノ酸です。

 

DHAが多く含まれている

DHAは必須脂肪酸とよばれる”脂肪”の仲間です。

人間の脳の約5%はDHAで、記憶を司る海馬にはその2倍のDHAが存在しています。

 

ほかにも網膜の脂肪には約50~60%のDHAが含まれていたりと、人間の重要な部分を多く担っています。

 

そんなDHAですが

  • 血液をサラサラにする
  • 血管・脳の老化を予防する
  • コレステロール値の上昇を抑える
  • アレルギー予防
  • 視力回復
  • 精神安定

これらの効果があるといわれており、サバやサンマに多いDHAがシカ肉にも含まれています。

参考:FUJIFILM<DHAについて>

 

まとめ

シカ肉が身体にいい理由を7つ紹介しました。

 

きちんと処理させているお肉であれば、ぼくは牛肉よりも美味しいと思っています。

変な臭みがなく、噛むほどに広がる旨味。。

 

あなたも身体にいいシカ肉を食べてみませんか?

 

おしま狩人でした。